かつての会津藩御用紙 出ヶ原和紙

出ヶ原和紙

西会津町にある出ヶ原(いづがはら)集落。その名はかつて伊豆の国から来た者が紙漉きを伝えたことに由来しています。
出ヶ原地区を中心に作られた和紙は、会津藩の公文書用紙に使われていたほどです。
昭和三十年頃に途絶えたこの伝統を守るべく、地元有志とアーティストが協力し、出ヶ原和紙の生産及び活動を行っています。
山から自生の楮を刈り取り、蒸し剥ぎ、皮むき、ちりより、叩解、紙漉きなどの全ての工程を、伝統的な方法ですべて手作業で作成しています。